森永卓郎氏が文字通り命がけで執筆された『書いてはいけない』を読了しました。

第1章 ジャニーズ事務所
第2章 ザイム真理教
第3章 日航123便はなぜ墜落したのか
第4章 日本経済墜落の真相

個人的にショックだったのは、3章です。
これまでも"陰謀論"などとして、自衛隊が「発見前」に現場を焼き払ったという類の情報がネット上で流布されており、目にしてはいたのですが。
特にショックだったのは、第4エンジンに関する件。
これが本当ならば、とんでもないことです。

日航機墜落事故でアメリカ、ボーイング社に泥を被ってもらったので、あの事故を境に日本経済が長い停滞期に入ったという指摘に対しては、他にも多々の要因があり何ともという感はあります。

ただ、やはり、本書に書かれている日航機墜落事故の真相が真実なのであれば、最初の事件発生からの墜落と"救助"に至るまで、意思決定の中枢にいた人々は保身まみれの悪手の連続です。
本書を読みながら改めて日航機の航路を辿り、機長が最期までベストを尽くそうとされた痕跡をそこに感じ、また、お亡くなりになった方々とご遺族の方々のお気持ちを思うと悲しく、憤りを感じます。

生まれた国が共産圏でなくて良かったなどと普段思っていましたが、ニッポンの実態も大差ないのでしょうか。

富士山2024年 24冊目