『あの日、ヒロシマで』という書籍(漫画)を読みました。

この本の巻末に

忘れないで欲しい
広島の空の下に
輝く未来があったことを

というメッセージがあります。
BBCが作成した動画を見ても同じメッセージを感じます。

Hiroshima: Dropping The Bomb - Hiroshima - BBC


原爆を広島や長崎に落とさなくても、遅かれ早かれ日本が降伏することを対戦国は既に知っていたのに、なぜ敢えて原爆を広島と長崎に落としたのか。


日本も他国に対して酷いことをしていましたので、一方的に被害者面をするつもりはないですが、ただ、戦争で犠牲になるのはいつだって、何の罪もない、未来のある市政の人々なのだということを改めて感じ、悲しくなりました。


冒頭の漫画は、例えば『はだしのゲン』に比べると絵が綺麗なので、悲惨な状況は正直、あまり伝わってきません。

ですので、「戦争は、原爆は、こんなにも悲惨なものなんだ」というメッセージは、もしかすると他の作品からのほうが伝わるかもしれません。

ですが、原爆を投下された状況下でも広島の人々が手を携えて前進する様子は、私自身初めて知る内容が多く、頭の下がる思いでした(特に後半の肥田医師のエピソード)。

広島と長崎の悲劇を、そして戦争絶対反対という声を、後世に伝えていくためにも娘たちにも読ませようと思います。

晴れ2022年 55冊目