サッカーをしていれば、誰もが経験する「試合に出られない時間」。どれだけ練習しても、調子が良くても、監督の判断で出場機会を得られないことはあります。正直、悔しい。自分の力を証明する場がないことほど、もどかしいことはありません。
でも、ここで大事なのは「出られない=終わり」ではないということ。むしろこの時間をどう過ごすかで、いざチャンスが自分に回って来た時それを掴むことができるのです。
出場している選手は、試合のためにコンディションを整えるのが最優先。新しいスキルを身につけたり、苦手を克服する時間は限られています。でも、今ピッチに立てていない自分には時間がある。だからこそ、その時間で自分の課題をしっかり分析した上でトレーニングに取り組む、そして毎日成長する、その繰り返しだと認識しています。
メンタル的にも試される時期です。腐るのは簡単。でも、その時間を「なぜ出られないのか?」「自分に足りないものは何か?」と自問自答し、ひとつずつ解決していくことで、自分を大きく成長させることができます。
僕自身、出場時間が少ないときほど「どうしたらこの状況を変えられるか?」を考え、トレーニングの質にこだわるようにしています。そうすることで、いざチャンスが来たときにしっかり結果を出せる準備ができている。結局、サッカーは「準備がすべて」です。
日頃のトレーニングから食事、睡眠にどれだけ時間を費やせたかで結果は目に見えてくると考えているので、それを継続することが非常に大切です。


