Q.知的財産(知財)の戦略とはどういうことでしょうか?
A.知的財産を自ら創出して、必要に応じて権利化を行い、その権利を利用して経営上の競争力を向上させるための考え方、作戦、といってよいでしょう。新しい発明や、ソフトウェア、コンテンツなどを特許権や著作権で保護したり、商標権を利用してブランドを保護、育成しながら、利益に結びつけることが大切です。
2002年3月、小泉純一郎内閣総理大臣は知的財産戦略会議を開催し、"知的財産立国"を目指すことを宣言しました。同年7月、国家戦略を掲げた知的財産戦略大綱が発表され、2002年11月には知的財産の創造・保護を目的とした「知的財産基本法」が成立しました(2003年3月に施行)。
これからの人口減少時代に資源の乏しい日本が生き残るためには、無形資産、つまり知的財産を創出し、付加価値の高い商品やサービスを提供するために有効活用することが重要です。従来型のモノ作りにおいて重用されていた「カン」や「コツ」といった情報も、最適な方法で知的財産権として保護の対象とすることにより、競争力の向上を図る余地があると考えられます。