太極拳を利用した健康運動
私は20年間太極拳をして来て人にも指導した経験を持つが、加齢とともにスポーツとしての太極拳は体力的にも無理となった。そこで太極拳を利用した運動を考える事で、運動能力の低下した老年者が、健康維持出来ると考えた。太極拳には力は必要なく、逆に力を入れてはいけない運動で、しかも動きにスピードも必要なくゆっくり行う事でインナーマッスルを鍛え、丈夫な体づくりに貢献できる、しかし、このユックリ力を入れずにその一つが動く事は、逆に非常に難しく、簡単ではなく練習が必用になる。その為に基礎練習も必要で、その一つが「姿勢」の練習であり、もう一つが「呼吸」である。姿勢は正しい姿勢を保つ練習で、四字成語では「立身中正」「虚領頂勁」「沈肩垂肘」「含胸抜背」「気沈丹田」「尾閭中正」であり、呼吸は逆腹式呼吸で息を吸う時、腹を凹ませ、息を吐く時、腹を膨らませ、息を吐く時間は吸う時間の倍以上になるように練習する。基礎練習が済めば運動を行うが、太極拳の最初の運動である「起勢」を繰り返し行う簡単な運動であるが、熱心に行う事で、大きな効果が得られる。起勢、1.立つ(正しい姿勢を保ち真直ぐに立つ) 2.足を肩幅に開く、(左足を踵からゆっくりと上げ、肩幅に開く)) 3.両手を前に上げる、(掌下向き、肩・肘・手首・指、の力抜き、息を吸い、肩の高さまで) 4.両手降し膝曲げる、(力抜き、息を吐き、手足同時に下ろし曲げる) 5.両手上げ膝伸ばす、(両手肩の高さ、膝伸ばすを同時開始同時終了) 注意事項、1. 4と5を繰り返す、手足の動きは常に同時開始、同時終了になるように速度調整を行う、 2.簡単には済まない、気力維持と練習が必要である、 3.運動は簡単だが効果は大きい、継続が肝要、「継続は力なり」