マイルCS(GI) … 2025/11/23(日)京都競馬場


先週のエリザベス女王杯は、レガレイラの初物づくし(中山以外で初重賞、牝馬限定で初勝利、初の連勝、外国人騎手の連勝ストップ)に、してやられた…。今週は、傾向のみに囚われない予想にしたい。しかしながら、やはり、餅は餅屋ということで、マイルG1の連帯馬を有力視する。安田記念の1〜3着を筆頭に、ビクトリアマイルの勝ち馬、そして昨年のマイルCS覇者と、マイルチャンピオン決定戦にふさわしい強豪が集まった。お天気にも恵まれた今回、熱い戦いに期待しましょう。私も、久しぶりの京都競馬場観戦を楽しみたいと思います。



◎⑮ジャンタルマンタル120牡4川田…安田記念の勝ち馬でG1を3勝、春秋制覇

…9戦5勝2着2回のPalace Malice産駒、母父はWilburn。朝日杯FS、NHKマイル、安田記念とマイルG1を3勝しており、実績はナンバーワン。京都コースでも新馬とデイリー杯2歳Sを連勝しており、コース適性も高い。前走の富士Sは休み明けで59キロを背負っての2着であり、負けて強しの結果。叩き2走目の今回は、普通に上昇が見込めるだけに、不安材料はない。マイルの春秋制覇を期待して、本命に推す。


○⑤アスコリピチェーノ112牝4Cルメール…10戦6勝2着2回のダイワメジャー産駒、母父はDanehill Dancer。阪神JF、ビクトリアマイルのG1を2勝した馬。牡馬混合戦においても、NHKマイル2着(1着はジャンタルマンタル)がある。前走のジャックルマロワ賞では、やや重馬場に泣き、6着に惜敗したが、国内の良馬場であれば、充分に通用するはずである。もしかしたら、ジャンタルマンタルに勝てるかもしれないと期待して、対抗に推す。


▲⑰ソウルラッシュ121牡7Cデムーロ…27戦9勝2着4回のルーラーシップ産駒、母父はマンハッタンカフェ。昨年のマイルCS優勝馬。今年の春には、世界一のロマンチックウォリアーを破ってドバイターフを優勝し、G1の2勝目を飾った。そのときの騎手が、今回と同じCデムーロ騎手であり、完全に手の内に入れている。前走の富士Sでも、休み明けで59キロを背負って、3着に好走した。叩き2走目で、得意の京都コースであれば、連覇する可能性もゼロではないと考え、単穴に推す。


☆⑯ドックランズ118牡5Mザーラ…20戦4勝2着6回のMassaat産駒、母父はMark of Esteem。4走前マイルG1のクイーンアンSを勝ち初G1制覇となった。そのときの騎手が、今回と同じMザーラ騎手であり、馬が合うはずである。前々走のジャックルマロワ賞では4着に好走し、6着のアスコリピチェーノに先着している。直線コースが得意なようで、コーナーの走りと、日本の高速馬場適性は未知数であるが、G1で連続4着に好走している実力に期待して、特注とする。


△④マジックサンズ114牡3武豊…6戦2勝2着1回のキズナ産駒、母父はキングカメハメハ。新馬戦と札幌2歳Sを連勝し、ホープフルSでも2番人気に推された実力馬。NHKマイルで2着となり、マイル適性を示した。強い3歳馬の代表として、京都コースを得意とする武豊騎手に期待して、押さえることにする。


△⑪オフトレイル114牡4菅原…15戦4勝2着4回のFarhh産駒、母父はキングマンボ。1200mから1800mを広く使われており、1800mのラジオNIKKEI賞が初重賞勝ち。そして、前走のスワンSをレコード勝ち。京都コース大得意なこの馬の激走に期待して、押さえることにする。


△⑭レーベンスティール116牡5Dレーン…14戦6勝2着2回のリアルスティール産駒、母父はトウカイテイオー。中距離重賞を4勝している猛者であり、前走は毎日王冠を快勝した。今回が初めてのマイルG1挑戦となるが、穴を開けるとすれば、こういった馬かもしれない。鞍上のDレーン騎手の手腕にも期待して、押さえることにする。