皐月賞(GI) … 2024/4/14()中山競馬場


先週の桜花賞は、阪神JF12着が逆転しただけの結果、人気馬で决まって堅い決着であった。皐月賞は、レガレイラの1強と思いきや、ルメール騎手が乗れず、ギリギリまで鞍上が決まらず、人気を落としている。それでもギリギリ1番人気ではあるが、鞍上弱化はいなめない。昨年末のG1朝日杯FS12着、ホープフルS13,5,6着、トライアル弥生賞の13着、スプリングS23着、若葉S12着、そして別路線組共同通信杯の12着、京成杯の12着、きさらぎ賞の12着とメンバーは揃った。唯一、スプリングSを圧勝したシックスペンスだけが、ダービー直行とのことで不参加である。群雄割拠、混戦の皐月賞、一筋縄ではいかないと信じて、少し荒れると予想します。では、「速い馬が勝つ」と言われる皐月賞、良馬場でのスピード勝負に期待しましょう。



◎②メイショウタバル1133浜中…532着なし、皐月賞馬ゴールドシップ産駒、母父はフレンチデピュティ。3勝馬であり、前走の毎日杯は、芝1800m1460の好時計で6馬身差の圧勝劇。過去の毎日杯では、シャフリヤールに次ぐ記録であり、皐月賞馬アルアインよりも速い。石橋厩舎のメイショウといえば、騎手時代の初G1がメイショウサムソンの皐月賞と縁も深い。好位からもレース可能と思うが、今回は好枠を引いたこともあり、逃げ切りに期待して、本命に推す。


⑬ジャスティンミラノ1143戸崎…22勝の無敗馬、キズナ産駒、母父はエクシードアンドエクセル。前走は、共同通信杯勝ち。そのときの2着が、2歳チャンプのジャンタルマンタルで価値ある勝利。名門友道厩舎の期待馬であり、最近は皐月賞に直結している共同通信杯の勝ち馬だけに、素直に対抗に推す。


⑫コスモキュランダ1133Jモレイラ…7222回、皐月賞アルアイン産駒、母父はサザンイメージ。前走は、ディープインパクト記念弥生賞勝ち。そのときの2着が、ホープフルS2着のシンエンペラー。しかも、今回の方が着差はついているだけに、ホープフルS組をまとめて負かす可能性もある。中山2000m4回も経験している点も、評価できる。鞍上は先週桜花賞勝ちのJモレイラ騎手、マジックマンの連勝にも期待して、単穴に推す。


⑩レガレイラ1133北村宏…3231回、スワーヴリチャード産駒、母父はハービンジャー。ホープフルSの勝ち馬であり、76年ぶりの牝馬の皐月賞馬を目指す。桜花賞馬ステレンボッシュと同じく、祖母ランズエッジである。ランズエッジの母ウインドインハーヘアは、いうまでもなくディープインパクトの母。それだけでなくブラックタイドを産み、キタサンブラックイクイノックスとサイアーラインをつなげた名牝である。ホープフルS組が、その後の重賞で好走していることもあり、レースレベルは高かった。馬は強いかもしれないが、鞍上弱化が気になり、特注とした。


③エコロヴァルツ1123武豊…4221回、ブラックタイド産駒、母父はキングカメハメハ。朝日杯FS2着馬であり、実績は十分ある。前走の共同通信杯5着で人気を落としているが、好位からの競馬を試した結果、失速しただけであり参考外である。押さえた時の末脚は鋭く、ブラックタイド産駒で距離不安もない。


⑧ジャンタルマンタル1153川田…4321回のパーフェクト連帯馬、パレスマリス産駒、母父はウィルバーン。3勝馬であり、朝日杯FS勝ちの2歳チャンプ。前走は、共同通信杯の2着であり、ジャスティンミラノに惜敗した。父パレスマリスは、ジャスティンパレスの兄弟であり、血統的には距離不安がない。堅実に走る馬であり、鞍上も信頼できる。


⑭シンエンペラー1133坂井…4222回のパーフェクト連帯馬、シユーニ産駒、母父はガリレオ。馬主は、ウマ娘で有名な藤田普、全兄は凱旋門賞馬ソットサス、高馬である。勝てば、初の外国産馬の皐月賞馬となる。G1ホープフルS2着馬である。前走も弥生賞の2着であり、中山2000m2回も経験している点は、評価できる。軸馬とも考えたが、人気先行の馬であり、より魅力的な馬達を上位に取ってしまった。