マイルCS(GI) … 2023/11/19()京都競馬場


今週も久しぶりの京都開催となるマイルCS、昨年の覇者セリフォス、昨年の1番人気シュネルマイスターが参戦するも、春のマイル王ソングラインが不在なのが残念。それでも、強い3歳牝馬ではないが、3歳牡馬が2頭参戦し盛り上げる。土曜日の朝まで雨が降り、パンパンの良馬場は期待できず、持ち時計のない馬にもチャンスがありそうです。最近のG1は、堅い競馬が続いているだけに、少しは荒れた結果に期待したいと思います。


◎⑪セリフォス1184川田…10522回のダイワメジャー産駒、昨年の覇者であり、安田記念でもソングラインの2着と、シュネルマイスターに2度先着している。夏バテ解消が遅れて、前哨戦を使えなかったとのことだが、仕上がりに問題はなく、連覇の期待は高い。鞍上はDレーン騎手からの乗り替わりであるが、川田騎手も新馬戦から2度騎乗経験があり、上手くこなしてくれると信じて、本命に推す。


○ ⑦エルトンバローズ1153西村…8423回のディープブリランテ産駒、母父はブライアンズタイム。ここにきて4連勝と勢いは1番、しかも前走の毎日王冠では、ソングラインとシュネルマイスターを抑えて勝利した。2頭そろって、直線で前が詰まって、追い出しが遅れたとはいえ、好位から伸びて勝利したのは実力の証ともいえる。伸びしろしかない3歳馬であり、鞍上西村騎手とともに初G1制覇に期待して、対抗に推す。


⑨シュネルマイスター1185Cルメール…16523回のKingman産駒。マイルG1の常連であり、春の安田記念では3着、昨年は2着。このレースでも一昨年は2着、昨年は1番人気5着と馬券圏内を外したが、常に上位を賑わしている。鞍上人気もあり、現在1番人気に推されているが、セリフォスとは22敗であり、人気と実力が逆のような気もする。それでも、ハマったときの末脚は確実であり、単穴に推す。


①ソウルラッシュ1145Jモレイラ…16621回のルーラーシップ産駒、母父はマンハッタンカフェ。昨年はこのレースで4着と惜しい結果。春の京都マイラーズCでは、シュネルマイスターと差のない3着と好走しており、コース適性もある。前走の京王杯AHでは、59キロを背負って、好時計で快勝した。今回は、鞍上も強化され、一発の期待を込めて、特注とする。


⑥ダノンザキッド1165北村友…17322回のジャスタウェイ産駒。昨年のこのレースの2着馬、一昨年は3着。その後、香港カップ2000m2着、大阪杯2000m3着と中距離G1で好走している。前走の宝塚記念2200mでは、13着と惨敗したが、流石に距離が長かった感がある。マイルに戻って、リピーターの実力発揮となれば、3着の可能性もあり、押さえる。


⑫レッドモンレーヴ1134横山和…11523回のロードカナロア産駒、母父はディープインパクト、母の母は名牝エアグルーヴという超良血馬。春にようやく京王杯SCを勝ち、重賞を初制覇、その勢いで安田記念に参戦し、惜しくも6着。前走の富士Sでは、上がり最速で差してきたが惜しくも2着。蛯名正義厩舎の期待馬であり、初G1制覇にも期待して、押さえる。


⑬セルバーグ1064松山……15520回のエピファネイア産駒、母父はキンシャサノキセキ。今回、唯一の逃げ馬、やや重馬場でも2勝を上げている。今回は京都外回りで、前が止まらない馬場状態であり、逃げ粘りに期待する。夏のマイル戦中京記念では、ディヴィーナを破って初重賞制覇を飾った。京都コースもG1も初挑戦となるが、展開がハマったら、馬券圏内もあると考えて、押さえる。