お元気ですかお久しぶりです。「百花繚乱」春が怒涛のように押し寄せてきて、本来なら梅・プルーン・桜・桃・りんごの花が、リレー競争のようにつぎからつぎへとバトンが引き継ぎされていくのですが、今年は何もかもが一度に咲き出しています。見た目は豪華絢爛賑やかですが、普段との違った風景がかえって不安を感じさせます。農業はいたって保守的なものです。剪定が何時もより1ヶ月も早く終わったものの、生育が10日以上も異常に進み、農作業も前倒しで何時もと変わらぬ仕事に追われる忙しさです。自然相手の農業、人間の都合ではどうにもなりません。しかしその「どうにもならない」相手にチャレンジ(言葉はカッコいいが)しようとするのが、遺伝子組み換え技術を利用した農業です。「農業は雑草との戦い」と言われますが、特に夏場に向かう繁茂期には、除草作業における暑さと体力消耗に苦労します。また除草は作物の病害虫対策としても重要な作業です。作業の苦労からの解放と効率的かつ大量生産を目的に、遺伝子組み換え技術で除草剤に枯れない作物(米・小麦・トウモロコシ等)を産み出し生産が行われています。結果的には除草剤に強い雑草が残り雑草と除草剤のいたちごっこが始まっています。また病害虫に強い作物も開発されていますがそれまたしかりです。農薬メーカー栄えて人間滅びるです。自然界は本来種の多様性で成り立っています。それぞれがお互いを抑制しあって環境の安定を保っています。遺伝子組み換え作物の出現はそのバランスを崩し自然界を単純化にし、生き残った生物が時に異常発生しモンスター化して人間を襲ってくるように思えます。国会が空転している間に法案が何も審議されないまま、アメリカを除く11ヶ国によるTPP条約が締結され発行されようとしています。また国際条約を守ることはあらゆる国内の法律に優先すると言われています。自然が産み出したものを頂く」自然と共存型の農業から、「農産物の商品化」が、自由貿易のなのもとに強制的に進みます。自然の人工化もますます拍車がかかりそうです。人間の都合で自然を変えていく、自然=人間と考える者には自由のなかの企業ファシズムに思えてなりません。自然が見えない日本を動かす官僚の人間には、複雑な人間より数字のほうが扱いやすい?「中央より先に地方があり 科学・技術より先に労働があり 産業・経済より先に暮らしがあり 政治より先に人間がある」(農文協・人間選書)の文句が心に響いてきますが、自分の上司のみに目を向ける人間ではね!