自転車通勤勧める「はてな」 手当2万円、保険費負担…思わぬ効果も
長野市一歩堂鍼灸接骨院です![]()
(産経新聞)
厳しい経費削減を強いられる昨今。
社員の通勤交通費を少しでも減らそうと、
社員に自転車通勤を認める会社もある。
しかし、電車やバスと違い、もし途中で事故に
あったら…という不安もつきまとう。
それでも自ら駐輪場を整備し、なおかつ
月2万円の手当てと損害賠償保険費まで
負担して、自転車通勤を増やそうとしているのが
インターネットサービスを手がける「はてな」。
経費削減と社員の健康増進の一石二鳥を
ねらって考えたアイデアだ。
11月下旬、出勤時刻の午前10時前、
本社近くにある駐輪場に、自転車に乗った
20~30代の男女が次々と通勤してきた。
チーフエンジニアの大西康裕さん(37)も
その一人。自転車といっても“ママチャリ”
ではない。現在は、ロードレース用の
自転車に乗って、片道7キロの距離を
25分ほどかけて通勤している。
大西さんは会社創業時からのベテラン社員。
入社以来、本社から約5キロの地点に長年
住んでいたが、1カ月ちょっと前に現在の場所に
引っ越した。「自転車通勤なので、べつに“駅近”の
便利さにこだわる必要がありません。
会社からは少し遠くなりましたが、おかげで
家が広くなりました」という。
創業当初は、「ママチャリ」と呼ぶ一般用自転車で
通勤していたが、平成17年から自転車通勤
手当が支給されるようになったため、10万円
ほどを奮発し、いまの“愛車”を買った。
自転車通勤の効果は家が広くなっただけ
ではない。もともと風邪をひきやすい体質
だったそうだが、「毎日自転車をこいでいる
せいか、とても丈夫になり、この1年以上
病欠していません」と胸を張る。
京都市の中心部にある本社では、73人の
従業員のうち48人、東京オフィスでは21人
のうち15人が自転車通勤している。自転車
通勤手当の支給について、広報マーケティング部の
近藤令子さん(43)は、「ネット関連サービス業
なので、朝から晩までデスクワークをこなす
社員が多く、どうしても運動不足になりがち。
社員の健康のためにと始めました」と説明する。
もちろん、マイカーや電車と違い、二酸化炭素
(CO2)を排出しないため、自転車は環境に
優しい乗り物だ。こうした社をあげての取り
組みが評価され、21年には国土交通省の
「エコ通勤優良事業所」に認証された。
ところで、通勤手当の額は電車通勤者に
支給する交通費を考慮して、一律2万円。
本社がビジネス街の中心部にあるため、
近くの路上などに駐輪して周囲に迷惑を
かけないようにと駐輪場も整備した。
ビジネス街だけに、当初は駐輪場が
見つからずに苦労したそうだが、会社近くの
駐車場オーナーが、この取り組みに共感し、
駐車場の一部を自転車用に改造してくれたという。
「自転車通勤のおかげで、当社には“メタボ
体形”の社員はいません」と近藤さん。
「営業マン中心の東京オフィスでは、
自転車で一生懸命回っている姿が、
取引先からも好意的に受け止められています」と、
事業面で思わぬ効果も出ているという。
(藤原章裕)(livedoorニュース)
