日本ハム中田「吐き気とめまい」はシーズン終了まで治らない
<打席でもめまい>
「ヒドいときは、打席でめまいがしたというんですから。今季、初めて欠場した20日は病院で検査を受けた後、球場に戻らず宿舎で静養。部屋に戻ったとたんベッドにバタンキューで、そのまましばらく眠りこけてしまったそうです」
こう言うのは地元札幌のマスコミ関係者。「打席でもめまいがした」のは、「内耳性めまい」と診断された日本ハム・中田翔(22)だ。
「内耳性めまい」の原因は疲労やストレスだという。去年まで年間65試合の出場が最高だった4年目の若手が、今年は自主トレやキャンプからほぼ無休。つい最近まで4番を打っていたのだ。疲れもするし、中軸として結果が出なければストレスもたまる。めまいだけでなく、ときには吐き気を催すこともあるという。
この病気は、原因である疲労やストレスを取り除いてやれば1週間程度で治るとか。つまり1週間、野球をせず、静養していれば、完治するそうだ。
しかし、いまの生活を続けてプレーをし続ける以上、症状が治まることはない。といって、このまま激しい運動を続けたから、症状が悪化するというものでもないそうだ。今後どうするか、首脳陣も交えて話し合った結果、本人が強硬に出場を志願。思い切って1週間、休みをとる選択肢もあったが、本人の意志が固いことと出続けても悪化しないことから、球団も出場にゴーサインを出したようだ。
現時点で日ハムの今季最終戦は10月16日。それまでのフル出場は決まったわけだし、万が一CSの始まる29日までの2週間で治せなければ、最長で日本シリーズが終了する11月20日まで「めまいと吐き気」を抱えながら打席に立つことになる。
中田は夏場から打撃の状態がよくない。打つときに左脇があき、ボールに対してバットの軌道が遠回りするドアスイングになる。凡フライが多いのはそのためだ。ただでさえ状態が悪い上、大きなハンディを抱えることになった。
<「たばこはやめたい」>
日ハムは現在、7連敗中だ。先発はそこそこ踏ん張っているものの、とにかく点が取れない。27日から、チームは首位ソフトバンクとの3連戦。チームの打点王(83)の中田がこの調子では、日ハムもいよいよ崖っぷちだ。
球団は中田が病を患ったいまが、よい機会と判断したのだろう。中田に日頃からの節制の大切さを説いて聞かせたそうだ。中軸としてプレーし続ければ、疲労やストレスはある程度、たまって当然。これから10年以上、主砲として活躍するつもりなら、病気のもとになる疲労やストレスがたまらないよう極力、配慮をすべき。本人にかなり自覚が出てきたとはいえ、飲酒や喫煙などまだまだ節制するところはあるだろうと懇々と言って聞かせたという。
これに対して中田は「たばこはやめようと思っています」と神妙な面持ちで答えたそうだ。
(日刊ゲンダイ2011年9月27日掲載)
提供:ゲンダイネット