又吉が芥川賞作家となり大きな話題である。
小説家希望のふりちんのとらとしてはしてやられた感がある。
そこで今から真面目に芥川賞を狙っても勝てないから、芥川の作品の続編を書いてみよう。
続・蜘蛛の糸
カンダダが再び地獄に堕ちたあと、多少気にしてはいたお釈迦様ははす池にくるたびにカンダダの様子を覗いていた。
今回の件で仲間を思いやる心が芽生えたか?
カンダダは岩に背をもたせかけ、ちくしょう、あん時蜘蛛の糸がきれなきゃ、俺様はあの針山とか火の池の拷問を受けなくてすんだのに。と恨めしげに天空を見上げて溜め息をついていた。
もう1時間もしたらあの赤鬼青鬼がやってきて、針山や火の池を追い回すに違いない。もう足の皮はやけどでめくれ、肉まで見えてる。糞、一体俺が何をしたって言うんだ。
あーあの極楽浄土とやらに飛んで行きてぇ。
その言葉が耳に入ったお釈迦様はニッコリと微笑むと池のほとりで死んでいた鯉にたかったうじをひとつ摘むとカンダダに向けて落とします。
辺りに唾を吐き散らしながら、あーまた蜘蛛が下りて来ねぇかな、と悪態をつくカンダダ。
ふと気が付くと、自分の足にうじがたかっているではありませんか。
ちくしょう、この野郎。俺はまだ死んじゃいねぇ、
指で捻り潰そとするんですが、隣に居た悪党が
カンダダ、地獄に来てまで殺生するもんじゃねぇ、こっち寄越しねぇ。
へん!焼きが回ったな、妙な仏心起こしやがって。ほらよ。
お前も何の因果で地獄に来たんだ、腹が減ってるのか。俺はもう死ぬんた、俺の肉でよければいくらでも食え。
と悪党は自分の懐に這わせてやりました。
二週間もするとうじはさなぎになり、やがてハエになって極楽浄土に飛んでいきました。
悪党の魂もハエと一緒に極楽浄土に上りました。
お釈迦様は呆れたようにカンダダを見下ろし、溜め息をつかれました。
救いようのない奴じゃな
後書き
初めて蜘蛛の糸を知ったのは小学2年生で夏休みに子供会で紙芝居を見せられました。その時はお伽話だと思っていました。6年生になって近代小説家の作品だと知った時は軽い衝撃を覚えました。
蜘蛛の糸が人間の重さに耐えられる分けがない。魂なら重量も容積も問題なしだもんね。
ふりちんはエロ小説が似合ってる ですかね。