MAS NOTE
俺の名前は神崎来人。親父は警視庁の交番勤務つまり平のお回りさん。親父は俺を自分みたいな平の警官で終わらせたくないと塾へ通わせ、東大へ行かそうと少ない給料をやりくりしてくれている。しかし、所詮かえるの子はかえる。東大なんてとんでもない。先からも努力は認めるがそろそろ現実を見つめて・・・などと言われている。一応塾の全国模試の希望大学に東大を入れては見るがいつもE判定。あ~あ無理だって。ぼんやり歩いていると道端に落し物を見つけた。「MAS NOTE」拾って公園のベンチでパラパラとめくってみた。
「何々、このノートになまえをかかれたものは、ますのしすぎでしぬ。馬鹿かぁ!」
「DEATH NOTE」のパクリか!しかし簡単には捨てられなかった。漫画でもライトも最初は信用出来なかったが、家に持って帰って物語りは始まるのだ。ここで俺がコレを捨てて帰ったら物語りは始まらない。兎に角家に持って帰ってよく読んでみよう。自分の部屋でもう一度表紙をめくる。デスノートと違うのは拾った人間のレベルを考慮してか平仮名で書いてあること。「なまえをかいたあとにじかんやじょうきょうをかくとそのとおりのじょうきょうでますをかいてやめられなくなり・・しぬ」ふーん、時間や状況を指定出来るのか。「なまえだけをかかれたものは3ふんごにますをかきはじめ、とまらなくなる」「たしょうなまえがまちがっていてもかいたものが、かおをそうぞうしたものがたいしょうしゃとなる」いい加減なもんだな。はて、急に殺したい者なんて思いつかないな。「来人、ご飯!今日はアンタの好きな豚の生姜焼きよ~」豚のお袋が叫んでいる。「わかった~今行く。わーい生姜焼きだ」いくつになっても食い物には弱い。妹もぶひぶひ言いながら部屋から出てきた。親父は夜勤らしいので3人でご飯を食べる。ぶひぶひ、ぶひぶひ、ぶひー「ご馳走様。俺は勉強があるから2階にいく。邪魔しないでね」「おやまあ、お前がその気になってくれて母さんは嬉しいよ。ぶ~」
部屋に戻ってベッドに横になって考えた。ますって事はオナニーだろ。男はせんずり掻き過ぎて死ぬ。女はオナ死にするなんて、うひひ、見たいなぁ・・クラス女子でオナ死にするのを見たいのは・・・彩ちゃんか・・いや死んじゃ可哀想だ。死にたくなかったら俺のいう事を聞け。さもないとオナ死にするぞ!っていう事で脅して見ようかな・・へへへ、あー彩ちゃん。彩・・・言いながらパンツを下ろしてマスターベーションを始めた。あう、あ、あ、はふー。出ちゃった。彩ちゃんは勘弁してやろう。良枝はどうかな?死にたくなかったら俺のいう事を聞け。さもないとオナ死にするぞ!いや、やめてそんな恥ずかしい死に方したくない!だったら、さあパンツ見せろ!あうっ、はあ、はあ、はあ、あっまた出ちゃった!クラスのほとんどの女の子を妄姦してその晩は果てた。翌朝、がくがくする腰で学校に行った。昼休みアンパンと牛乳で昼飯を済ませて屋上から景色を見ていた。「誰を殺してやろうかな」「おい、来人。タバコ寄こせよ」振り返ると鬼頭拳二が立っていた。「なんだよ。タバコもってないよ」「うそコケ!じゃ金出せ」「金も無いよ」「ほうー、じゃ金の入ってない財布寄こせよ」しぶしぶ財布を渡す「ちぇ、しけてんなあ。503円かよ。明日は家から万券持って来いよ」財布を投げて寄こし、顔に当たって涙が出た。ちくしょう、鬼頭メ。そうだ、試しにコイツを殺して見よう。
俺はマスノートを取り出し、鬼頭拳次、体育館でマス死に。と書き込んだ。午後の授業が始まるので教室に戻るとしばらくして「キャー」という女の悲鳴が聞こえた。ざわざわと教室の外が騒がしい。小松というお調子者が「大変、大変。鬼頭が体育館の隅でパンツ脱いでせんずりこいてる!大騒ぎになってるってば」「え、鬼頭が」俺は急いで教室を抜け出し体育館に走った。百人ほどの生徒が鬼頭を囲んでわいわい騒がしい。俺は人を押しのけて前に出た。鬼頭は赤く充血下目で恐ろしいほど勃起したチンポをしごいている。彼の周りには白い液が飛び散り、液溜まりが出来ている。回りを見渡すと女生徒は顔を両手で覆い、男は口を押させて目を白黒させている。「きゃ、また出た」女生徒の声。顔を手で覆っているが指の間からしっかりと見ているらしい。「おい、何回目だ?」「えーともう18回イってる」と隣の男子学生が答えた。「頑張れ!鬼頭!」「おい、コレを見ろ!」隣に立っている女子高生のスカートを捲り上げた奴がいる。「きゃーっ!」スカートを捲られて悲鳴を上げたのかと思ったらそうではなく、鬼頭の19発目が飛びかかったらしい。「いや~汚い~」と泣きながらどこかへ消えた。「今のはすっげえ飛んだな」男は恐れをなしている。
そこへ教師が二人慌てて出てきた「何の騒ぎだ?授業はとっくに始まってるぞ!」「中で何が行われてるんだ?ああ?」教師は鬼頭の狂ったような行いを見て「キ、鬼頭やめんか!」
「何をしてる!」「お、オナ」側に居た女生徒が答える。「答えんでもいい。女子は教室に戻んなさい。見ちゃいかん!」「おい、お前。看護室にいって山本先生を・・それとタオルを」俺は看護室の先生を呼びに走った。「先生!至急体育館に来てください。タオルを思って」「え、誰か怪我したの?じゃ赤ちんをもって」「あー・・怪我じゃなくて・・」「なに?」「鬼頭が真っ赤なちんを出して・・・」「よく解らないけど」「兎に角早く!」先生の手を引いて体育館に走った。「あ、先生!どうかしまして?」「兎に角保健室につれていきましょう」「きゃ、亀頭が・・、いや鬼頭君が・・ああ・もったいない。あ、また出た」30過ぎてオールドミスの山本先生は事の次第に動揺して本音を漏らした。「ココではまずい!早く保健室に隠せ!」二人の教師は両方から鬼頭の肩を抱え「山本先生は鬼頭の亀頭を隠して」「あ、はい」山本先生はタオルを前に掛けオロオロしながら前に回ったり、後ろに回ったりしながら保健室に連れて行った。俺も成り行きで後ろから付いていった。「ベッドに寝かそう。さ、鬼頭。ここに。落ち付いて!」「山本先生!」「あ、え、はい。まず熱と血圧を・・・」「そんなの関係ないでしょ!」「あーあたしこんな患者診たことないし・・・」「おい、鬼頭横になれ!」「アー、あのね、鬼頭君。まずパンツをはきましょ!パンツを」山本先生は鬼頭の反り起ったチンポを抑えてパンツを穿かせようとした。山本先生の手が鬼頭には気持ち好かったらしくまた白い液がほとばしった。「きゃ、出た」「山本先生。触っちゃいかん」「あ、そうでしたね」山本先生は白い液を顔にかぶりながら必死である。「おい、君。校長先生と体育の郷田先生を呼んで来い」俺はまたまた走らされ校長を呼びに行った。
「先生、コレを被せたら・・・」山本女史はハンドバックからコンドームを取り出した。
「おお、そうしよう。液が飛び散るのにはかなわん。それにこムッとした栗の花の臭いが・・」
「しかし、山本先生がこんなものをハンドバックに入れてるなんて・・」「いえ、あの、それは・・・じゅ、授業です。今度の保健体育の授業に女生徒に見せようと・・」「そんな言い訳はいいから早くゴムを・・・」「あ、はい。鬼頭君。落ち着いて!先生が付けてあげるから・・興奮しないでね。そーっと・・」どぴゅん!「ああ、取れちゃう・・あ、もうザーメンでびしょびしょ。これは使えないわ」「先生!避妊の為じゃないんだ。かまわんからそれを・・」「女性が付けるより男性が付けたほうが・・・」「それも言えるな。じゃ高田君。君が装着して・・」「げえ!勘弁してください。俺は鬼頭にいじめられて学校辞めようとさえ考えたんです。なんでコイツのチンポを俺が・・」「わかった。私がやる」篠塚先生はタオルで鬼頭のチンポをおさえ、上から拳固で思い切り殴りつけた。鬼頭はうッと一言発して気絶した。そこへ校長が来て「はー、当校始まって依頼のちん事件じゃ。兎に角、外へ漏れることの無いよう十分に注意して生徒には緘口令を出して。しかし、このまま放って置くわけにも行かぬな。救急車を・・いや救急車はまずい・・・いややはり救急車を・・・待て、待て。」「校長、ココは学校の対面より生徒の命を考えて」
俺は校長に声を掛けるとあほらしくなって教室に戻った。学校中が授業どころの騒ぎではなく、休み時間のようだった。教室に入ると女子は3・4人固まって赤い顔したグループと青い顔したグループに別れていた。青い顔の女子は「気持ち悪い。帰りたーい。お母さん」なんて話しており、赤い顔のグループはニヤニヤ笑っているか、机の角にアソコを押し付けて目をトロンとさせている。男は「おい、神崎、お前あのあと何回発射したか見てたか?」「知らないよ。10発は出したんじゃないか」「すると大体30発か」「そんなことより鬼頭は退学か休学か間違いないだろうな」「やった!学校が平和になる」「おお、あいつのせいで学校に来なくなった江頭に電話してやろう」「佐々木も」「水町にもナ」「おい、本当に退学になってからのほうがいいんじゃないか」「そうだな」「しかしいじめっ子のあいつが居なくなるのはいい気味だ」「でも何なんだろう、いきなり人前で」「あいつ露出狂だったのかな」「ちんぽデカイって自慢してたしな」「俺自信なくした」「それより女子を見てみろよ。いつもツンと澄ました礼子も角マンやってるぜ!」「たまらねえ」そこへ女体育教師がやってきて「はい、」皆よく聞いて」「何だよ!森まんが来たぜ」森先生のことを男子はバカにして森まんと呼んでいる。ジャージを上に上げすぎてマンスジが出ているからだ。「今日は全員早退にします。今日あったことは、ずぇったいに口外しちゃ駄目!解った?女子で気分の悪い子は明日お休みしてもいいです。但し、休んだら日曜日に学校来ること!保健体育の授業をやります。解った?」生徒は大喜びで帰っていった。
俺も家に戻りベッドに横になった。マスノートの効果に驚いた。「使える!最高だ!」布団を被って礼子の角まん姿を思い浮かべてオナニーした。あの子なら少し脅してやれば、俺の彼女に出来るかも・・・以外にヤリタガリなのかも・・妄想しているうちに一発目が終わった。「待てよ、こんな事してる場合じゃない。もっとノートの使い方を研究しよう。悪魔の目みたいなことがあるのかな。あ、今晩あたり悪魔が来るかも」
翌日学校へ行くと女子の半分は休んでいた。男子はほぼ出席。担任が朝一挨拶に来てこう言った。「昨日のことは誰にもしゃべってないだろうな?鬼頭は病院にいれたが昨日の夜遅く亡くなった。医者も原因が解らないと言った。お前らで何か思い当たることがあったら先生に教えてくれ。あ、一応死亡理由はストレス障害、ストレス性心臓病となっているので聞かれたら病名はそう応えといてくれ。女子は今日も午後早退にする。その代り日曜日に登校すること。午前中は4時間全て自習とする。大学受験も近いぞ。苦手な部分を見直すチャンスだぞ!以上」先生が黒板に書いたストレス性心臓病という文字だけが白々しく黒板に残っていた。「何がストレス性だ。マスノートのお陰なんだよ。鬼頭が居なくなってみんな喜んでるさ。あの先生も嫌な奴と思っていたが、マスノートを手にしてみると同情さえ覚える。その日の帰り道、男子はわいわい群れながら話しながら歩いていた。「おい、お前ら、鬼頭死んだんだってな。面白いくたばり方したらしいじゃねえか」隣街の工業高校の連中だ。鬼頭が居た頃は鬼頭が張り合って俺らには手を出さなかった。いきなりシマ争いが始まったか?「おい、そこの。ジュース飲みてえなあ。素直に奢ってくれるか、パンチを貰いてぇか、選んでいいぞ」「え、俺ですか。ジュースはオレンジですか、グレープのほうがいいのかな?」「ひゃはははっオレンジがいいか」「は、はい」自販機でオレンジジュースを買ってきた。「はあ、はあ、どうぞ!」「鬼頭の教育が良かったんだな、また飲みたくなったら、頼むぜ!」一口飲んであとはうがいして捨ててしまった。「ちくしょう。工業の奴ら・・・」「すまん、もし喧嘩になったら俺やる覚悟あったんだけど・・」「俺も」「こんど会ったらやってやるぜ!」皆空度胸で言ってることは解っていた。膝の震えていない奴はいなかった。「あいつ名前なんてんだ?」「たしか岩槻とか」「岩槻かぁ、あいつらどこにたむろしてるか知ってるか?」「喫茶ハーレーっていう・・」「ハーレーね」ノートを取り出して名前を書いた。岩槻、喫茶ハーレーでマス死に。
つづく