表に出ない努力 | 靴の一歩堂店主のブログ

靴の一歩堂店主のブログ

東京都国立市の靴専門店『一歩堂』店主・シューフィッター川井一平が、足に合う靴、外反母趾、靴選び、歩き方、旅行に適した靴などについてお伝えします。

いよいよ国立の谷保天満宮のお祭りが近づいてきました。

商店街では準備に余念がありません。

 

さて、お祭りと言うと

ワッショイワッショイと御神輿を担いだり、

楽しいお囃子、

そして露店などを連想すると思いますが、

意外と大切なのは「準備段階」なんです。

そして大抵は地元商店街の有志がそれを行います。

 

先日はお祭りで使う備品の整理をしました。

街路灯に提灯を設置しました。

そして、しめ縄を張りました。

当日も朝早くから集合してテントを設営したり、

お神輿を組み上げたり、

奉納版を組み立てたり、

神酒所を作ったりします。

終われば、その片づけをしなくてはいけません。

 

 

でもね、表に出る仕事ではないので、

あまり評価されることはありません。

 

以前、お祭りの打ち上げで盛り上がっているお神輿を担いでいた集団から

「お祭りの期間中お前を見ていないが、なぜ打ち上げに顔を出すんだ!」って文句を言われたことがあります。

「馬鹿野郎!お前が担いだお神輿をだれが組み立てたと思っているんだ!

休憩所の設営をだれがしたと思っているんだ!

祭りの後の片づけを誰だやったか分かっているのか!

その時お前たちの姿を一切見ていない!

神輿を担いだだけでいい気になるな!」って怒鳴ってしまいました。

でも、彼らはなぜ叱られているのか分からない。案外そんなものです。

 

でも、お祭りに限らず仕事ってそんなものではないかって思うのです。

「誰かが何かをしてくれるのは当たり前」なのではなく、

見えないところで努力している人がいるから楽しく快適に過ごすことができるのではないでしょうか?

そうしている人に「当たり前」ではなく感謝の気持ちを忘れないようにしたいものです。

 

靴屋の仕事も靴を売るだけではなく、

どんな靴が良いのかを勉強して仕入れ、

販促企画を立て実行し、

取引先や銀行と資金の交渉をする。

そんな店頭では目に見えないことがお客様の笑顔の為に大切なことなのです。