見えない部分が違うのです | 靴の一歩堂店主のブログ

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輪島塗の職人さんの話しを伺うと、

輪島塗と普及品の漆器の違いは、

見た目はもちろんですが、

塗りの厚さなのだそうです。


何層にも重ね塗りされているから堅牢で美しい仕上がりになるのだそうですが、

ちょっと見ただけでは普通の漆器と大きな差がありません。

でも使い込むほどに差が出てくるのだとか。


実は靴も同じなのです。

一歩堂で扱っている靴は、

一見すると他のお店では売っているのと似ていますが、

見えない部分が全く違うのです。


踵には長くて硬いカウンターと言う場所が入っています。

靴底には鋼鉄のシャンクと言う部品が入っています。

ウエストと呼ばれる部分はかなり絞り込まれています。

木型に入れて放置する時間も普通は半日から1日なのに、

数日間かかるものもあります。

その他にも色々なポイントがあるのですけど、

書ききれないので割愛します。



でも、これらは一見すると分からないので、

多くの靴は見えない部分に費用も手間もかけないのです。

その差は履き心地や耐久性となって現れます。


見た目ももちろん大切なのですけど、

お客様へ快適な体験を提供するためには、

見えないところまでしっかり作り込まれた靴を扱いたいのです。