「皆と一緒」って安心なんですよね。
だってトップになることはできないけれど、
ビリになることは無いから。
皆んなと同じ服を着ていたら、
「素敵ですね」と言われることはないけれど、
「ダサいな」と言われることもありません。
業界の慣習通りに仕事をしていれば、
今まで通りに仕事をしていれば、
経営が苦しくなっても
「不景気だから仕方がない。皆んな苦しいから」って言い訳できます。
♪ナンバーワンにならなくてもいい、元々特別なオンリーワン♪
って歌がありますけど、
皆んなと同じだったり、
何もしなければオンリーワンではありません。
元々特別なオンリーワンなんてあり得ないのです。
オンリーワンって限られた分野でのナンバーワンなのです!
私は人と違うことに挑戦して行きたいと思っています。
スーツを着る時はポケットチーフをします。
ワイシャツもカブスボタンをします。
ほんと少しの違いですが、
これだけで「個性的ですね」と言われます。
会社員時代は自分の部署の若手全員にポケットチーフをさせましたが、
お得意先からは「面白いことをしてくれそうな会社ですね」と仕事をもらえました。
クリスマスには、
皆がサンタのコスプレをしている中、
国立の商店街の有志だけはタキシードで営業しました。
お蔭でメディアに紹介され、お客様からも好評でした。
夏には国立の商店街だけ打ち水をしたら、
大きな注目を集めました。
効率最優先の現代の経営の中、
一歩堂はあえてお客様との繋がりを大切にした暖かい営業を目指しています。
だからこそ10年以上生き残ってこられたと思います。
ただ、人と違うことをするのってリスクもあります。
全員でポケットチーフをしたときは、
「お得意先から生意気な奴って思われたらどうするんだ!」って大反対されました。
クリスマスのタキシードも、
「面白い企画ですね!」と言われながら、
「私には無理です」と実際に実施したお店は限られています。
打ち水をした際も
「当たり前のことをしても意味がない」と何もしないお店がいくつもありました。
そして企画が外れたら、
ナンバーワンどころかビリになってしまう可能性もあるのです。
でもオンリーワンとかナンバーワンって、
人と違うことをしないとなれないものだって思うのです。
大谷翔平選手もイチロー選手も(素質はあったのでしょうが)人と違う努力をしたからスターになれたんです。
ユニクロも今までと違う経営をしたから大きくなれたんです。
だから私は人と違う道を進んだり、
新しい道を切り開いたりして行きたいのです!