見た目は二の次で良いのです。 | 靴の一歩堂店主のブログ

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話題の飲食店に行ったら、

センスのあるロゴマークと目を引く看板。

綺麗な内装。

カッコイイユニフォームを着た美男美女の若いスタッフ。

美しく盛られた料理で期待したものの、

味もサービスも今ひとつでがっかりしたことが何度もあります。

 

確かに今の時代はネットでの情報が全てなので、

見た目を優先するのは繁盛の条件なのだと思います。

 

でも、やっぱり飲食店ならば美味しい料理と気持ちの良いサービス。

小売店ならば豊富な商品知識と素晴らしい商品と言う「基本」があってこその「見た目」なのだと思います。

 

見た目を良くするのは、

ある程度のお金があれば誰でも簡単にできますが、

基本は修行や努力を重ねないとなかなかできるものではありません。

 

ゴルフ場でウェアとクラブはプロ並みだけど、

それを使いこなせないゴルファーは滑稽です。

登山道で出会う凄い装備の登山者が、

上級者向けの装備を使いこなせずバテているのを何度も見ました。

 

商売も、

あれほど流行ったお洒落なタピオカがほとんど残っていないのは、

そんなお店が多かったからだと思います。

あれほど話題となったユニークな店名の高級食パン店が、

どんどん無くなっているのも、

これではないかと思うのです。

 

見た目から入ったお店が多いから、

創業して10年以内にほとんどのお店が廃業してしまうのかもしれません。

見た目が良い分、

お客様の期待値が高くなるから、

そのギャップで印象が悪くなってしまうのです。

 

実際に近くに自分のお店でこだわりのタピオカを製造しているお店は、

未だに繁盛しています。

高級食パンの乃が美も「ブームに陰りが見えた今がチャンス!」と発表したニュースを見ました。

 

先ずは基本的な技術やサービスをしっかりと構築し、

身の丈に合ったスタートを切るのが、

10年続くお店の条件のような気がします。

 

もちろん、基本がしっかりしたならば、

それに合わせて見た目も良くしてゆかなくてはいけないのですけどね。

 

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