焦らず、気負わず、
変えられないものが目の前に現れて、
どうすることも出来ず、泣くしかなくても。
音がわたしを生かしてくれる。
風がわたしを包んでくれる。
聲だけが残る。聲だけが届く。
何も出来なくても。綴ることも出来なくても。
音だけが響く。音だけが聴こえる。
それしか出来ない。でも、それが出来る。
聴くこと。
音を奏でること。
身体を使うこと。
変えれないものを受け入れる勇気。
ほんの少しだけの勇気を握りしめて、
この時を生きる。この時を過ごす。
大丈夫。大丈夫じゃないことをわたしが知ってる。
それぞれが向き合ってることをわたしが知っている。
焦らず、気負わず、自分の道で、自分の音を。
徳永菜