大事な場面ほど
うまくいかない。
練習ではできてたのに
いざ本番だと頭が真っ白。
手は震えて
声も出ない。
終わったあとに
ひとりで反省会。
「なんで私は本番に弱いの」
今日はその弱さの正体を
ほどいていきます。
最後に
ここぞで力を出すコツも置きます。
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先に言っておきます。
あなたが本番に弱いのは
気合が足りないからじゃない。
むしろ、まったく逆です。
気合が入りすぎてるんです。
近年の研究で
おもしろい発見がありました。
これはカーネギーメロン大学の
バティスタさんたちの研究です。
脳が体を動かす準備を
細かく記録しました。
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わかったのはこうです。
ごほうびが大きいほど
脳の準備の活動も強まる。
ここまではいい感じです。
でも一線をこえると
準備が行き過ぎるんです。
ちょうどいいゾーンを
通り越してしまう。
「絶対決めたい」が強いほど
脳の中の設計図がぼやける。
やる気が大きすぎて
脳がオーバーヒート。
それが本番で崩れる
その正体なんです。
車でたとえると
アクセルみたいなもの。
踏むほど速く走れる
そんな気がします。
でも踏みすぎると
タイヤは空回りする。
脳の中でも
同じことが起きてるんです。
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もうひとつあります。
ドイツのトリーア大学で
ガイスラーさんたちの実験。
人にプレッシャーをかけて
段取りする力を測った。
ストレスがかかると
脳の前のほうが弱った。
ここは前頭前野といって
段取りメモリの場所です
次これ、その次これ、と
順番を保つところ。
プレッシャーがかかると
そこが先に力尽きる。
だから
覚えてた言葉が消える。
記憶力が悪いんじゃない。
脳のメモリが一時的に
細くなっただけです。
これは
だれにでも起きるクセ。
あなただけじゃ
ありません。
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これ、恋愛でも起きます。
どうでもいい人とは
普通に話せる。
なのに本命の前だと
急にぎこちない。
婚活の場でも
いい人ほど固くなる。
大事なプレゼンの朝
急に声が小さくなる。
面接でも発表でも同じ。
「失敗できない」が
大きいほど空回りする。
ぎこちなくなる人ほど
本気だっただけなんです。
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要するに、こうです。
本番に弱いのは
性格でも能力でもない。
やる気が大きすぎて
脳が準備をしすぎただけ。
そう思うと
肩の力、抜けませんか。
「だめな私」じゃなく
「本気すぎた私」
ラベルを貼りかえるだけで
次の本番は変わります。
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今日からできること
ふたつだけ。
ひとつめ。
本番の前に
三分だけ書き出す。
「緊張してる」
「失敗したらどうしよう」
頭の中の不安を
そのまま紙に出すんです。
スマホのメモでもいい。
ぐちゃぐちゃの字で
思いつくまま書く。
海外の実験でも
そう確かめられています。
不安を書き出した人は
本番でも崩れにくい。
書くと
不安が外に出ていく。
その分
本番用の場所があくんです。
頭がいっぱいのままだと
本番の自分が入れない。
紙に出して
先に空けておくんです。
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ふたつめ。
やる気を全力から
八割に下げる。
「絶対決める」じゃなく
「八割でいい」
先に自分へ
そう言っておく。
さっきと同じ理屈です。
ごほうびを大きくしすぎると
脳は行き過ぎます。
だから自分で
温度を少し下げる。
手を抜くんじゃない。
ちょうどいいゾーンに
自分で戻すんです。
八割って言っても
手抜きとは違います。
狙うのは
ちょうどいい力みぐあい。
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最初はうまくいきません。
本番でまた
頭が真っ白になる。
それでいいんです。
「あ、また気合が入った」
そう気づけた回数だけ
ゆるめられます。
完璧にやらなくて、いい。
気づくだけで
じゅうぶんです。
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本番で固まるのは
本気で向き合った証拠。
どうでもいい人は
緊張すらしません。
だから
固まる自分を、もう責めないで。
次のここ一番では
「八割でいこう」
それだけ
自分に言ってみてください。