「判った判ったから。その人形やろ、ミーちゃんて」

「え?これは違うよミーちゃんのオモチャだよ。」

ミーちゃんはこっち。紹介するね、と
麻理子は紙袋に手を突っ込んだ。
汚れた人形の下から、それは
出てきた。

元々は白い布だったのかもしれない。
今ではどす黒く汚れた布で包まれた
何か。
大きさは30cmぐらい。

あぁそうか。この臭いを消す為に
こいつはいつもキツい香水を
使ってたんだな。

物凄い腐敗臭が辺りに満ちたのだ。

「さぁミーちゃん、新しいお父さんに
ご挨拶なさいね。」

布を解きかけた。

髪の毛らしきものが現れた。

俺はもう我慢出来なくなり、麻理子を
突き飛ばした。2,3m吹っ飛んだと思う。
だが、麻理子はまるで気にせず、
起き上がってきた。

「ぇぐうおあうぇいおあぅぅ!」

言葉にならない叫びをあげ、俺に
向かってきた!