夕飯時。
家族と、とりとめもない会話を交わす。
何よりの力になる。
他愛ない、馬鹿げた話の積み重ねが
日々の糧になる。

「ねえお母さん」

「むん?」

「眉毛の手入れってどうしたらいいの?」

うわぁ。JKっぽい質問がでましたよ、嫁はん

「ええ。そうね。眉毛ねぇ。全部抜いたら駄目よ」

うん。それはやめたがいいな。
ヤクザ映画に出演してる頃の梅宮辰夫とか松方弘樹に
なってしまうからね。

「おねえちゃん、それはね、ああしてこうしてこうだよ」

わはは。
なんや若様、その手つきは。
一丁前やのう

「素敵よ若様。お姉ちゃん、この通りになさいな」

「するかぁぁっ!」




後の天才メイクアップアーティスト、
つくね若様が誕生した瞬間であった。