「行って来ます」
玄関先から光司の声がした。
「行ってらっしゃい」
雪江が見送りに出たらしい。
利樹は布団の中で、止めた筈の煙草を探した。
「そうだった…止めたんだっけか」
さてどうするか、と天井を見る。
やっぱり行こう。
今日は、こどもの日だ。
せーの、と勢いをつけて起き上がり、ジャージに着替える。
「おはよう。光司くん、練習か」
「あらおはよう。どうしたの、たまの休みなのに」
雪江が驚くのも無理はない。
毎日遅くまで働く利樹が、ようやく取れた休日なのだ。
ゆっくりと寝ていてもらうつもりであった。
「たまの休みだからこそ、家族と遊ばなきゃ」
そう言ってウィンクする。
どれほど疲れていようと、雪江の笑顔に包まれる生活は
安らぎに満ちていた。
この女性を妻とする幸せに感謝している。
一つだけ気がかりがあった。
雪江の息子、光司である。。
前夫との間に出来た光司は、小学校4年生になる。
なかなか利樹に打ちとけてくれない。
玄関先から光司の声がした。
「行ってらっしゃい」
雪江が見送りに出たらしい。
利樹は布団の中で、止めた筈の煙草を探した。
「そうだった…止めたんだっけか」
さてどうするか、と天井を見る。
やっぱり行こう。
今日は、こどもの日だ。
せーの、と勢いをつけて起き上がり、ジャージに着替える。
「おはよう。光司くん、練習か」
「あらおはよう。どうしたの、たまの休みなのに」
雪江が驚くのも無理はない。
毎日遅くまで働く利樹が、ようやく取れた休日なのだ。
ゆっくりと寝ていてもらうつもりであった。
「たまの休みだからこそ、家族と遊ばなきゃ」
そう言ってウィンクする。
どれほど疲れていようと、雪江の笑顔に包まれる生活は
安らぎに満ちていた。
この女性を妻とする幸せに感謝している。
一つだけ気がかりがあった。
雪江の息子、光司である。。
前夫との間に出来た光司は、小学校4年生になる。
なかなか利樹に打ちとけてくれない。