大阪の桜と言えば、造幣局の通り抜けだ。南門から北門まで約560mに363本の八重桜が咲き乱れる。
関西に住む者ならば、一度は訪れたいものだ。

だが、一つ忠告しておこう。

通り抜け、と簡単に片付けてはならぬ。
まず待ち構えているのは、サラ金や風俗産業のティッシュ配り人達だ。

いくら上手く身を交わしても、いつの間にか、次のティッシュ配り人が立ちふさがる。
一つでも受け取ってしまったら、そこで終わり。
次々に手渡されるティッシュに埋められてしまうのだ。

ここを何とか通り抜けたとしても、決して油断はできない。
次に待つのは、宗教関係の皆様だ。
健康を祈られたが最後、二時間は離してもらえない。

そして、次に控えるのはゾンビ犬の群れ。早め早めに動きを予測して、なるべく遠間で仕留めたい。
ここで大半の者がやられてしまう。

最後に残る関門が、少林寺に伝わる木人である。
これを通り抜けた者だけが、木人拳の使い手として、桜を味わうことが許されるのだ。

かく言う私も、未だに成功していない。

ちなみに、これ以外にも関門は有るのだが、皆さんのボケの為に残しておきたい。