訴訟番号を手書きしたハガキは、しかし全く役に立たなかった。

文面を見た途端、笑われてゴミ箱行きである。


健は、一万枚もの番号に困ったのだ。
で、手当たり次第に思いつくまま書いてしまった。

結果、
訴訟番号 ぴょー1234

訴訟番号 にゃあー5656

訴訟番号 (^-^)ー2525

訴訟番号 ー2222


兄貴分は、最近カモからの電話が少ないなぁーと愚痴っていた。

「健。ちょいハガキ取ってくれ。こないだの残り有るだろ」

兄貴分は、その時初めて、健の書いた訴訟番号を見た。


「ぴょ…にゃあ…て…健っ!」


「はい」ニコニコと子犬のように微笑む。