以前着ていた服を
身にまとい、鏡の前で
小さくターンしてみる。
家事を忘れ私は鏡に
のめり込んだ。
今朝も夫を送り出して
から、私は鏡の前に
立った。
「なんて素敵な私。
そして哀れな私。
こんな鏡の前でしか
飾れないなんて…」
私はうっとりと自分を
見つめた。
『そうね、もっと世間の
人に見せるべきよね。』
でしょ?あなたもそう
思う?
…今、私の頭に直接
話し掛けてきたのは
誰?
『私はあなた。
あなたは私。ほら、
目の前にいるわ。』
鏡の中の私が手を
振り、微笑んでいた。
「何?どういう事?!」
『落ち着いて。何も
怖がる事は無いわ。
だって私はあなた
なんですもの。
そして私はあなたの
一番の理解者。
判るでしょ?』
そう言って鏡の中の
私はまた、微笑んだ。
美しい。私はこれほど
美しく微笑む事が
できたのか。
『私が綺麗なのは、
あなたが綺麗だから
よ。さぁ、もっと近くに
よってご覧なさい。』
私はフラフラと鏡に
近寄った。
『この黒髪も首筋も
眉も瞳も鼻も唇も。
あなたが完璧なら
私も完璧なの。
さぁ、もっと見て。
手で触れてみて。
さぁ…』
身にまとい、鏡の前で
小さくターンしてみる。
家事を忘れ私は鏡に
のめり込んだ。
今朝も夫を送り出して
から、私は鏡の前に
立った。
「なんて素敵な私。
そして哀れな私。
こんな鏡の前でしか
飾れないなんて…」
私はうっとりと自分を
見つめた。
『そうね、もっと世間の
人に見せるべきよね。』
でしょ?あなたもそう
思う?
…今、私の頭に直接
話し掛けてきたのは
誰?
『私はあなた。
あなたは私。ほら、
目の前にいるわ。』
鏡の中の私が手を
振り、微笑んでいた。
「何?どういう事?!」
『落ち着いて。何も
怖がる事は無いわ。
だって私はあなた
なんですもの。
そして私はあなたの
一番の理解者。
判るでしょ?』
そう言って鏡の中の
私はまた、微笑んだ。
美しい。私はこれほど
美しく微笑む事が
できたのか。
『私が綺麗なのは、
あなたが綺麗だから
よ。さぁ、もっと近くに
よってご覧なさい。』
私はフラフラと鏡に
近寄った。
『この黒髪も首筋も
眉も瞳も鼻も唇も。
あなたが完璧なら
私も完璧なの。
さぁ、もっと見て。
手で触れてみて。
さぁ…』