2011年、7月。
首都東京を未曽有の危機が襲った。
最初の兆候は浦賀水道に現れた。

突然、海面が盛り上がり、巨大な生物がその姿を見せたのだ。
背中にゴツゴツした棘を生やしたその生物は、見紛う事無くゴジラであった。

時を同じくして、インファント島から巨大な蛾の怪獣モスラが東京を目指してその羽根を広げた。
さらに長崎県姫神島からはギャオスが現れ、南太平洋ファロ島からはキングコングが、北極海の氷からはガメラ(昭和版)がその姿を現し、一直線に東京を目指し始めたのだ!

自衛隊だけでは、この危機は乗り切れぬと判断した政府は、米軍に支援を要請した。
人類対怪獣の最終決戦は避けられないと、誰もが覚悟を決めたその時!

怪獣達は墨田区の手前で静かに動きを止めた。
お互いに何か話しあっているようである。

科学者により、その会話の一部始終が見事に翻訳された。

「いや、モスラはんは何遍か倒してはりますやん」

「そうだよ。今度は俺の番だ」

「だまれ猿」

「うるせぇ亀」

「まぁまぁ、ここは一つくじ引きで」

怪獣達は、墨田区に建造された高さ600mの新東京タワーを倒しに来たのであった!



結局、新東京タワーを倒したのはつくね乱蔵その人であった!