「おとさん、いってらっしゃいましぇ」
「はい。行って来ますね。おばあちゃんの言うこと聞いて、
良い子でいるんだよ」
俊和の大きな手が鈴の頭を撫でる。
鈴と書いて、りんと読む。
その名の通り、いつも賑やかな娘だ。
「りん、いつもいいこだよ」
ぷう、と膨らんだ頬を指でチョンと突き、俊和は笑った。
「そうだな、ごめんよ、鈴。それじゃあ、いつもより
もっと良い子でいてください」
頬を突いた指を立てた。
「ゆびきりげんまん。良い子でいたら、次の日曜にゾウさん見に行こう」
「ほんと?よーし、りん、すっごくいいこになるよ」
げんまんの指を解き、鈴はさよならと手を振った。
その姿があまりにも愛しく、俊和の目頭は熱くなった。
「じゃあ母さん、お願いします」
「気をつけてね」
優子にもその気持ちは伝わったのだろう。
息子の後姿に優しく声をかけた。
「はい。行って来ますね。おばあちゃんの言うこと聞いて、
良い子でいるんだよ」
俊和の大きな手が鈴の頭を撫でる。
鈴と書いて、りんと読む。
その名の通り、いつも賑やかな娘だ。
「りん、いつもいいこだよ」
ぷう、と膨らんだ頬を指でチョンと突き、俊和は笑った。
「そうだな、ごめんよ、鈴。それじゃあ、いつもより
もっと良い子でいてください」
頬を突いた指を立てた。
「ゆびきりげんまん。良い子でいたら、次の日曜にゾウさん見に行こう」
「ほんと?よーし、りん、すっごくいいこになるよ」
げんまんの指を解き、鈴はさよならと手を振った。
その姿があまりにも愛しく、俊和の目頭は熱くなった。
「じゃあ母さん、お願いします」
「気をつけてね」
優子にもその気持ちは伝わったのだろう。
息子の後姿に優しく声をかけた。