スタスタと近づく池田
先生。

「あらまぁ。ゴミが
一杯。片付けてしまい
ましょ。」

そう言うなり、一番
近くの少年をえぃと
ばかりに片付けて
しまった。さすが収納
の達人である。
まさか四次元空間まで
収納に役立てるとは!

「反省したら出して
あげるわよ~♪」

と言いながら、
次々に片付け始めた
池田先生の横では、
片岡先生が幸せメイク
の実演を始めている。

「ほら、ここでこの
色を乗せると…ね♪」
メイクをされた少年達
は次々にバイクを捨て
、街に戻りニューハーフと
して新しい人生を
始めた。

麦朝師匠は適当な台に
座ると人情噺を語り
出した。
おぉ、いきなりの
大ネタ『子別れ』だ。

噺が進むにつれ、何人
もが涙を流し、故郷の
親のもとへ帰って
いった。

だが、誰よりも活躍
したのは永田君だった。

彼が口笛を吹くや
いなや、何百匹もの
レッサーパンダ達が
よちよちと現れた!

少年達は何百匹もの
レッサーパンダに
囲まれた。

のてのてと歩き回る
レッサーパンダに
勝てる人間など
この世には居ない。
皆幸せそうに微笑み、
子供の顔つきに返り
村から去っていった。

こうして無事、村は
救われた。

村長の歌うスーダラ節
がいつまでも明るく
響き渡っていた。

めでたしめでたし。