晩飯を頂戴したあと、ほわほわぁ~っと、うたた寝してた俺の枕元に
すくっと立つ影。
それは嫁はん!

「ささ、ビリーやりますよ

あぁっ、はいはい。
机片付けてと。
今夜も2ですね。

「ビリーやるの?」


お。娘。お前もやんなさい。
勉強ばかりでは息が詰まるやろ。

というわけで。

『右ジャブだ、いいか』

1、2、3、4、5…
娘や。

「なにお父さん」

君の右ジャブ、そりゃ少林寺拳法の内受け突き。

「そ、そうかな」

ま、ええけどね。さ、次だ次っ


『OK、右を向いて。オイヤー!!』


オイヤー!!


1、2、3、4…
娘や。

「だから何」


君のその蹴り、少林寺拳法の流水蹴りですな


「あらそう?」

たいそう綺麗な蹴りですな。
が、その蹴りでは俺は倒せんわっ!


「ふ。試してみますかお父さん」

なにを。二世紀早いわっ!


「ビリー続けんかいっ」

はい嫁はん
「はいお母さん」