いいぞ。俺の体は、うまく動いた。良太は、良太はどうしてる。
振り向いた啓吾の前に、必死の形相の良太がいた。
彰に馬乗りになっている。彰の顔に二、三度平手を入れた。
それだけで、彰は泣き声をあげた。
仲間が居ないと何も出来ない者と、
一人でも立つと決めた者の差が現れた。
「どうだ、もうお前らの言うなりにはならない」
良太が高々と叫んだ。
啓吾に向かって、良太がガッツポーズをした。
啓吾も返そうとして、それに気付いた。
彰が狙っている。
その手に、アイスピックを持っている。
声よりも先に体が動いた。
ちょうど、犬に咬まれた場所にアイスピックが突き立った。
赤井が走りより、彰の顔面に正面から蹴りを入れる。
「大丈夫か、太田さん」
「な、なんとか」
痛みはあったが、啓吾は満足だった。
俺は、また息子を守ることができた。
その思いで一杯だった。
赤井が少年達に咆哮した。
「いいか、おまえら。彰は素手の対マンで道具を使った。
これがどういうことか、おまえら判るな?」
少年達は、失神したままの彰を連れ、静かにその場から立ち去った。
振り向いた啓吾の前に、必死の形相の良太がいた。
彰に馬乗りになっている。彰の顔に二、三度平手を入れた。
それだけで、彰は泣き声をあげた。
仲間が居ないと何も出来ない者と、
一人でも立つと決めた者の差が現れた。
「どうだ、もうお前らの言うなりにはならない」
良太が高々と叫んだ。
啓吾に向かって、良太がガッツポーズをした。
啓吾も返そうとして、それに気付いた。
彰が狙っている。
その手に、アイスピックを持っている。
声よりも先に体が動いた。
ちょうど、犬に咬まれた場所にアイスピックが突き立った。
赤井が走りより、彰の顔面に正面から蹴りを入れる。
「大丈夫か、太田さん」
「な、なんとか」
痛みはあったが、啓吾は満足だった。
俺は、また息子を守ることができた。
その思いで一杯だった。
赤井が少年達に咆哮した。
「いいか、おまえら。彰は素手の対マンで道具を使った。
これがどういうことか、おまえら判るな?」
少年達は、失神したままの彰を連れ、静かにその場から立ち去った。