(あら?何かしら、これ)
直美は掃除の手を休め、谷山の机を見た。
他店のチラシらしいが、玩具は掲載されていない。
全て食料品である。
しかも、日付が古い。
「ゴミかな?」
手に取って調べてみた。
やはり只のチラシだ。
けれど一応、上司の机に置かれてあったものである。
勝手に処分など出来るわけもない。
直美はチラシを元に戻し、掃除を続けた。
それっきり、そのチラシのことは忘れた。
再びそのチラシを見かけたのは、昼休憩の時である。
谷山がそれを見ながら食事をしていたのだ。
奇妙なことに、裏側を見ている。
「主任、なんですかそれ」
直美に話し掛けられ、谷山は飛び上がって驚いた。
声をかけられるまで直美に気付いていなかったようだ。
「わあ。わぁびっくりした。驚かすなよ」
「あ、すいません…って主任、何をそんなに夢中で見てたんですか」
谷山はしばらく躊躇していたが、思い切ったようにチラシの裏側を見せた。
先ほどは気付かなかったが、何か落書きがされている。
黒丸が二つ。
雪だるまのような形である。
上の黒丸には、耳のような物が付いている。
「なんですか?これ…黒い雪だるま?」
「やっぱり君にもそう見える?うーん…弱ったな」
直美は掃除の手を休め、谷山の机を見た。
他店のチラシらしいが、玩具は掲載されていない。
全て食料品である。
しかも、日付が古い。
「ゴミかな?」
手に取って調べてみた。
やはり只のチラシだ。
けれど一応、上司の机に置かれてあったものである。
勝手に処分など出来るわけもない。
直美はチラシを元に戻し、掃除を続けた。
それっきり、そのチラシのことは忘れた。
再びそのチラシを見かけたのは、昼休憩の時である。
谷山がそれを見ながら食事をしていたのだ。
奇妙なことに、裏側を見ている。
「主任、なんですかそれ」
直美に話し掛けられ、谷山は飛び上がって驚いた。
声をかけられるまで直美に気付いていなかったようだ。
「わあ。わぁびっくりした。驚かすなよ」
「あ、すいません…って主任、何をそんなに夢中で見てたんですか」
谷山はしばらく躊躇していたが、思い切ったようにチラシの裏側を見せた。
先ほどは気付かなかったが、何か落書きがされている。
黒丸が二つ。
雪だるまのような形である。
上の黒丸には、耳のような物が付いている。
「なんですか?これ…黒い雪だるま?」
「やっぱり君にもそう見える?うーん…弱ったな」