仲間はみんな悲しみました。
とりわけ、一番悲しんだのはうさぎです。

うさぎも、そのオモチャ職人を大好きでした。
そしてそれ以上にロボットのことが好きでした。

うさぎもロボットの隣に座り、動かなくなりました。

みんなは、ゼンマイを直すにはどうしたら良いか一生懸命考えました。

熊が言いました。
「お酒を飲ませたらどうかな?温まってゼンマイがゆるむかも」

早速やってみましたが、ロボットは口を開こうとしません。

猫が言いました。
「何か良い音楽でも聞かせたら」

すてきな音楽を流しましたが、余計にロボットを悲しませるだけです。

みんなは、どうしたら良いか判らなくて、黙り込んでしまいました。

時が解決するのを待つしかありません。
いつか、固まったゼンマイもゆるむ日が来るはず、みんながそう信じて待ち続けました。

最終へ