最近、先生は何かを探していらっしゃる。



『うぅーん…この辺りだったと思ったが…』

先生、何かお探しですか?

『あぁ、乱蔵か。うん、ちょっとね。夏への扉を探しているんだ』

夏への扉…
『その扉は、いつも夏へと通じている』ってやつっすか。
本当にあるんだ。
へぇ~

『大事な用事があるんだよ』



ほほぅ。
私も一緒に探しましょうか

『すまないな。』


ならば、この辺りを


『あ。そこは』

え。
ぬわぁぁぁぁっ
なんだこれは

『魔界への扉だよー。
夕飯までに戻っておいでー』

せ、せんせぇぇぇ~…



「あら先生。何だかスッキリしてますね。
夏への扉が見つかったのかしら」




『あ、かあさま。ええ、どうやら夏服に着替えられました』

「素敵よ、先生。
ところで乱知らない?」

『夕飯までに戻るって言ってましたよ』