「素晴らしい。よし、再構築じゃ」

が、博士と光太郎君にとって、誠に不幸なことが選りにも選って
その時起こった。

ふぃぃぃぃん…

室内が真っ暗になる。

「しもたぁっ!電気が止められてしもうた」

電気代を二ヶ月払わないとこうなる。
博士は慌てて近くのコンビニに向かった。
哀れ、光太郎君は空間に彷徨ったままである。
ようやく電気が復旧したのは翌日であった。

「光太郎君…戻るかな。ちょっぴり焦っちゃうな。はは。」

全く焦っているようには見えないが、巨大な鼻の頭に汗が
滲んでいる。
少しは反省しているらしい。

「とにかくスイッチオンじゃ。」

みぎょぉぉぉぉ~
懐かしい音がした。
Bポッドに例の光が溢れ出す。
消えた時とは逆に、光太郎君の足が現れてきた。
下半身、上半身と徐々に構築されていく。

「あぁ良かった。下手したら警察の御厄介になるところじゃった」