今朝もまた相変わらず節子は、皿を探している。
拓朗が見るに見かねて義母に声をかけた。
「お義母さん、お皿ってどんな形なんですか」
「あ?どなたか存じませんが、すいませんねぇ、何ね、
どこにでもあるような皿なんですよ。緑色で薄いお皿。
それが無いとね、しいちゃんと遊んであげられない」
あたしと遊ぶ?
静江は記憶を辿ってみた。
が、その何処を捜しても緑色の薄い皿などという物は無い。
「ちょっと休憩してご飯にしませんか。美味しい店を見つけたんです」
拓朗は静江を労わり、節子の介護も進んで手伝ってくれる。
昼飯に連れ出そうと言うのも、静江に対する優しさの現れだった。
「なんて言うことの無いお惣菜ばかりなんだけどね、とても優しい味なんだ」
味にうるさい拓朗が自慢気に言う。
「お高いんじゃないの」
「それがそうでもない。本当に良い店だよ、主人の人柄だろうな」
昼を過ぎてしまったが、頼めば昼定食も食べさせてくれるという。
小さな声で童謡を歌う母の手をとり、拓朗に導かれるまま静江は
その店に向かった。
拓朗が見るに見かねて義母に声をかけた。
「お義母さん、お皿ってどんな形なんですか」
「あ?どなたか存じませんが、すいませんねぇ、何ね、
どこにでもあるような皿なんですよ。緑色で薄いお皿。
それが無いとね、しいちゃんと遊んであげられない」
あたしと遊ぶ?
静江は記憶を辿ってみた。
が、その何処を捜しても緑色の薄い皿などという物は無い。
「ちょっと休憩してご飯にしませんか。美味しい店を見つけたんです」
拓朗は静江を労わり、節子の介護も進んで手伝ってくれる。
昼飯に連れ出そうと言うのも、静江に対する優しさの現れだった。
「なんて言うことの無いお惣菜ばかりなんだけどね、とても優しい味なんだ」
味にうるさい拓朗が自慢気に言う。
「お高いんじゃないの」
「それがそうでもない。本当に良い店だよ、主人の人柄だろうな」
昼を過ぎてしまったが、頼めば昼定食も食べさせてくれるという。
小さな声で童謡を歌う母の手をとり、拓朗に導かれるまま静江は
その店に向かった。