そろそろ息子に
俺自慢の創作童話を
聞かせても良い時期
だろう。

そんなに昔でない昔。
あるところに
おじいさんと
おばあさんと、
吉岡俊夫・32歳
独身、商社勤務が
住んでおったそうな。

おじいさんは山へ芝刈りに
おばあさんは川へ洗濯に。
そして吉岡俊夫は
いつもどうり出社しました。

おばあさんが川で洗濯を
していると、川上から
大きな桃がどんぶらこと
流れてきました。

一方その頃、吉岡俊夫は
クレーム処理を終え、
丼でも食おうと考えて
いました。

おばあさんは家に桃を
持って帰りました。

吉岡俊夫は、帰りに
コンビニで唐揚げ弁当と
発泡酒とTVブロスを
買いました。

おじいさん、今日、
川でこんなに大きな
桃を拾いましたよ。


只今、と言っても
誰も返事しない部屋で
吉岡俊夫はもそもそと
飯を食い始めました。

というような話なんだが。