「タコさんですか。じゃあ、リンゴの兎も外せませんね」

「もちろんだね。」

「た、たいちょ」
縄谷が声をかけた。何やら必死である。

「なんだよ、縄谷。おまえは何が欲しいの」

「俺知ってますよ。縄谷さん、ミートボールが好きなんすよ」

「ち、違う」

「あれ、ハンバーグでした?」

「て。てけ。」

「ステーキ?」

「てけてけ。」

「そんな料理あったかな?隊長、知ってます?」

「知らん。どこかの郷土料理か?」
首をかしげる樹林の手を取り、縄谷が勝手にクラビッツちゃんの
頭を押した。
ターミネーターのテーマが鳴り響く。

「あ。なんだよ勝手に」

「隊長、あそこの窓!テケテケさんが覗いてます!」
縄谷が声を振り絞って叫んだ。

「な、なんだってぇぇぇぇ!」
あ。勝手に言うなよ。

九へ