怖い話を書いていると、やはり何か寄ってくるんですよ。
ちょっとばかり怖い目にも遭ったし、今でも時々黒いもやもやした何かを見たりする。
それでも何ともならずに過ごしていられるのは、
背中で守ってくれているオカンと、軽い物の怪程度なら寄せ付けないイブ先生と、
明るい家族のおかげだと思う。
それと何よりこれ。

九州在住の我が師匠から頂戴した水晶蛙。
今日は作法に則り、丁寧に磨き上げました。
うむ。美しす。
「おとうさーんただいまー」
ははは、おまえの足音はすぐ判るなぁ
ととっと・ととっと・とん♪てな感じで踊りながら上がってくるね
おかえり、若様。
「おとうさん、これなに?」
お。これか?これは水晶の蛙さんだ。
お父さんな、怖い話書いてお金貰ったりしてるから、
こういうので身体を守っとかんといかんのや
「ふーん。あ、僕も御守りもってるよ。貸したげよか」
ほほう。それは何だね
「ヘビの抜けがら」
ふーん…いやいやいや、蛙にヘビの抜け殻はいかんやろ
気持ちだけで充分です
「でも御守りだし」
君が元気でいてくれるなら、それが何よりの御守りです。