ピチョン 七「やぁめぇろーっ!あぁぁぁぁぁっ!」 牧田の声に狂気が混ざり始めた。 「いやだぁぁぁっ死にたくないぃぃ」 ピチョン。 「誰か出してくれ、これを抜いてくれ、俺の血が無くなってしまぅぅ」 ピチョン。 疲れてしまったのか、牧田が黙り込んだ。 だが、次の瞬間、小さな声で笑い始めた。 「ぅふ。ぅぅ。ぁぅ。」 奇妙な笑い声は、次第に大きくなっていった。 「あはははは。くっくっくく」 ピチョン。 その声にあわせるように水滴の音が響く。 牧田は、死よりも狂気に逃げ込むことを選んだ。 最終へ