雨はあっという間に
ミルクをずぶぬれに
した。
ドライブインの灯り
が見えた。ミルクは
そちらに向けて
歩き出した。
「ねぇ。あれ見て。」
ドライブイン従業員の
寿子は同僚に話し
かけられ、後ろを
振り向いた。
「あら。野良猫?」
根っからの猫好きで
ある寿子は、思わず
仕事の手を休めて
近づいていった。
「おやおや、人
なつっこい子だねぇ。
可愛そうに、ずぶぬれ
じゃないか。
お腹、空いてるかい?」
寿子は持っていた
タオルでミルクを
包んで抱き上げると、
自分の担当する露店
へ連れて行った。
「こんなもんしか
無いけどねぇ。
ごめんねぇ。」
寿子はウィンナーを
半分に切ってミルク
に与えた。
「あんた、首輪して
るねぇ…もしかして
家に帰る途中かい?
探してる人がいる
んじゃないかねぇ…」
「寿子さん、お家から
電話よ」
「あ、はーい。いい?
ここに居るんだよ。
お家を探してあげる
からね。」
だが、ミルクには
伝わるはずもない。
寿子の手にちょん、と
頭をつけて、ミルク
はまた、歩きだした。
雨はどうやら上がろう
としていた。
ミルクをずぶぬれに
した。
ドライブインの灯り
が見えた。ミルクは
そちらに向けて
歩き出した。
「ねぇ。あれ見て。」
ドライブイン従業員の
寿子は同僚に話し
かけられ、後ろを
振り向いた。
「あら。野良猫?」
根っからの猫好きで
ある寿子は、思わず
仕事の手を休めて
近づいていった。
「おやおや、人
なつっこい子だねぇ。
可愛そうに、ずぶぬれ
じゃないか。
お腹、空いてるかい?」
寿子は持っていた
タオルでミルクを
包んで抱き上げると、
自分の担当する露店
へ連れて行った。
「こんなもんしか
無いけどねぇ。
ごめんねぇ。」
寿子はウィンナーを
半分に切ってミルク
に与えた。
「あんた、首輪して
るねぇ…もしかして
家に帰る途中かい?
探してる人がいる
んじゃないかねぇ…」
「寿子さん、お家から
電話よ」
「あ、はーい。いい?
ここに居るんだよ。
お家を探してあげる
からね。」
だが、ミルクには
伝わるはずもない。
寿子の手にちょん、と
頭をつけて、ミルク
はまた、歩きだした。
雨はどうやら上がろう
としていた。