「…ここはどこや。」
男は病室のベッドで
意識を取り戻した。
「気がつかれましたか。」
「…あんた確か喪黒…」
「はい。あの日、私の
目の前で貴方が事故に
遭われましたのでね。
私の兄が経営している
病院に搬送しました。」
「そうか、そらすまんかったな」
何か変だ。男は違和感
を感じ、もう一度
声を出した。
「…あ。あー」
声が頭の上からも
聞こえる。
なんや。
どないなっとんねん?
男は恐る恐る、頭に
手をやった。
頭頂部に口があった。
「なんじゃこれはっ!」
もう一つの口も同じ
ように、
『なんじゃこれは』
と喋っている。
「貴方にとって、
必要なものでしょう
から。有れば有るだけ
便利でしょうしね。
ほっほっほ。
ちなみに口だけじゃ
ありませんよ。」
男はその時、前後左右
が同時に見える事に
気づいた。
「う、うわぁっ!」
頭を抱えようとして
男の手がザワザワと
動いた。
「これでもう、人手に
困らなくて済みますよ。
ほっほっほ…」
男は病室のベッドで
意識を取り戻した。
「気がつかれましたか。」
「…あんた確か喪黒…」
「はい。あの日、私の
目の前で貴方が事故に
遭われましたのでね。
私の兄が経営している
病院に搬送しました。」
「そうか、そらすまんかったな」
何か変だ。男は違和感
を感じ、もう一度
声を出した。
「…あ。あー」
声が頭の上からも
聞こえる。
なんや。
どないなっとんねん?
男は恐る恐る、頭に
手をやった。
頭頂部に口があった。
「なんじゃこれはっ!」
もう一つの口も同じ
ように、
『なんじゃこれは』
と喋っている。
「貴方にとって、
必要なものでしょう
から。有れば有るだけ
便利でしょうしね。
ほっほっほ。
ちなみに口だけじゃ
ありませんよ。」
男はその時、前後左右
が同時に見える事に
気づいた。
「う、うわぁっ!」
頭を抱えようとして
男の手がザワザワと
動いた。
「これでもう、人手に
困らなくて済みますよ。
ほっほっほ…」