最後のマークが見つかった。
それには、
「この先200m 猫の森」
と書かれてあった。
一行は最後の力を振り絞って走った。
もう今日で3日も何も食べていない。
倒れる寸前であった。

突然それは現れた。高い塀のそこかしこに、猫の絵がある。
そして、門には猫の森と書かれてあった。
とうとうハナクロ達は目的地に着いた。
この向こうに、猫達の楽園があるはずだ。

だが、塀はあまりにも高く、門も堅く閉ざされている。
しばらく鳴いてみたが、中からは何の気配もしない。
あまりにも広すぎるのだろう。

「なんて事だ。ここまで来たのに…」

「どうにかして門を開けられないかな?」

「無理よ。すごく重そうな扉。」

皆は座り込んだ。もう一歩も動けない。
そんな中、玲音は必死で考えていた。

「あの猫さんはどうやって出たんだろう。どこかに
出入口があるんじゃないかな。がんばれ、僕。
考えるんだ。僕たちとあの猫さんの違いは何だ?」