「ま、まぁいいわ。判らないでも無いし。えぇと、ページを送るのは確か…OK!」

『なんでっか』

「う。まさか関西弁じゃないとダメなの?…よろしいでっせ」

『はぁ?なんでっか?』


「くそ。えぇと…よろしおます」

『惜しい』

「よろしおま!」

『へぇ』ページが送られた。

ドッと疲れた佳世であったが、まだ卵すら割っていない。
とりあえず先に進んだ。

『卵を割ってもろてですな、牛乳と塩胡椒を少々、ぷっ、胡椒をコショッとちゅうてね~。入れとくなはれ。へてから黄身と白身が混ざる程度に軽ぅほぐしときますな』

「よろしおま」

『へぇ。次にフライパンは、あんじょうカラ焼きしといておくれやす。油をなじませたら、いったん油を捨てて、中火にしてバターを入れま。』

「カラ焼きね…カラ焼き…こんなもんかしら」

激しく煙が上がっている。
「油をなじませたら、捨ててバターと…あぁっ!焦げた」

慌てる佳世を尻目に置き、ゲーム機は喋り続ける。

『卵を一気に入れて、前後に動かして手早くかき混ぜとくなはれ』

佳世はもう無我夢中だ。激しくフライパンを動かし、グチャグチャと卵をかき回す。

『はい、これで出来あがりですな』

三へ