とことん追い詰められ
なければ判らない人間
もいる。
今夜の俺が正に、
そのタイプだった。
この路地裏で寒さを
こらえながら待ち続け
、既に2時間が経とう
としていた。
街はクリスマス一色に
塗り替えられている。
だが俺には何の関係
もない。
クリスマスか…
あの頃、喉から手が
出るほど欲しかった
のは、たった50円の
水鉄砲だったな…
孤児院で育った俺に
してみりゃ夢のような
宝物に見えた。
サンタクロースに
一生懸命頼んだけど
忙しかったようだな…
結局、サンタは
来てくれなかった。
そして俺の手には
今、5万円で買った
改造拳銃がある。
あと少しで事務所の
終業時間だ。
あのサラ金には、
少なくとも500万は
あるはずだ。
カカァとクソガキの顔
が浮かんだ。
あいつら、待ってる
だろうな。
待ってろ、父ちゃん
荒稼ぎして帰るから、
銃を握る手が震える。
よし、今だ。行く!
なければ判らない人間
もいる。
今夜の俺が正に、
そのタイプだった。
この路地裏で寒さを
こらえながら待ち続け
、既に2時間が経とう
としていた。
街はクリスマス一色に
塗り替えられている。
だが俺には何の関係
もない。
クリスマスか…
あの頃、喉から手が
出るほど欲しかった
のは、たった50円の
水鉄砲だったな…
孤児院で育った俺に
してみりゃ夢のような
宝物に見えた。
サンタクロースに
一生懸命頼んだけど
忙しかったようだな…
結局、サンタは
来てくれなかった。
そして俺の手には
今、5万円で買った
改造拳銃がある。
あと少しで事務所の
終業時間だ。
あのサラ金には、
少なくとも500万は
あるはずだ。
カカァとクソガキの顔
が浮かんだ。
あいつら、待ってる
だろうな。
待ってろ、父ちゃん
荒稼ぎして帰るから、
銃を握る手が震える。
よし、今だ。行く!