「あなた?どうなさったの?何か聞こえたけど」
妻が部屋の外に来た。
知らない間に悲鳴をあげていたらしい。
「いや何でもない。ゴキブリが出たんだ」
咄嗟に誤魔化した。
「まぁ…いやねぇ」
妻は逃げるように部屋から離れて行った。
私は恐る恐る、耳を摘んでみた。
どう見ても本物だ。
そして、どう見てもやはり裕美の耳だ。
とりあえず封筒に戻し、鞄に入れた。
その途端、携帯が鳴った。
裕美からのメールだ。
『女は私の足元にいる。耳は着いたか。次は左の耳を送る。
少しづつ返してやるから楽しみに待つがいい』
携帯にかけたが、留守電に切り替わる。
メールにも返事が無い。
一体、何が始まったのだ。
次の日。
約束は守られた。
裕美の左の耳が送られてきた。
毎日毎日、郵便は届いた。
小指。
もう一本の小指。
薬指。私があげた指輪が一緒だ。
もう一本薬指。
手の指が終わったら、次は足の指。
妻が部屋の外に来た。
知らない間に悲鳴をあげていたらしい。
「いや何でもない。ゴキブリが出たんだ」
咄嗟に誤魔化した。
「まぁ…いやねぇ」
妻は逃げるように部屋から離れて行った。
私は恐る恐る、耳を摘んでみた。
どう見ても本物だ。
そして、どう見てもやはり裕美の耳だ。
とりあえず封筒に戻し、鞄に入れた。
その途端、携帯が鳴った。
裕美からのメールだ。
『女は私の足元にいる。耳は着いたか。次は左の耳を送る。
少しづつ返してやるから楽しみに待つがいい』
携帯にかけたが、留守電に切り替わる。
メールにも返事が無い。
一体、何が始まったのだ。
次の日。
約束は守られた。
裕美の左の耳が送られてきた。
毎日毎日、郵便は届いた。
小指。
もう一本の小指。
薬指。私があげた指輪が一緒だ。
もう一本薬指。
手の指が終わったら、次は足の指。