「麻美、ティッシュは?」

「やっぱり死んでるの?」

ゆっくりと麻美が仲間を振り向いた。
「死んじゃった。てへ」
と舌を出す。

「てへ、じゃないよ。どうすんのよ!あたし、掴まんのヤだからね」

叫ぶ真紀に近づき、麻美は歌うように言った。
「しょうーが無いじゃなーい。死んじゃったもんはさー。
あんた、チクるんじゃねぇぞ?あぁ?!」

「そうそう、黙ってりゃわかんねぇよ。ちょ、皆手伝えよ。
このタンス隠さなきゃ」
美津江の呼びかけで四人は力を合わせて、タンスをゴミの山の
奥に蹴り倒した。

「ったく、足痛ぇよ」

「ティッシュのくせに重いっつぅの」
真紀も笑顔を取り戻している。
四人組は互いにふざけ合いながらその場を後にした。



そして、それは始まった。


七へ