「では。明後日、
出発です。失礼
します。」
国民兵の軍靴の音
も聞こえないほど、
恵美は呆然と玄関先
に立ちすくんだまま
だった。
「どうした。恵美。
誰だったんだい?」
恵美が差し出す
召集令状を見て、
慎吾も息を飲んだ。
「恵美。俺は必ず、
生きて帰ってくる
から。約束する。」
そう慰める慎吾を
しばらく見つめていた
恵美は、突然立ち
上がった。
「こうしちゃいられ
ないわ。
慎吾。あたし、用意
するね。ちょっと
行ってくる!」
そう言い残し、
恵美は外に飛び
出した。
今、恵美が出来ること
、それは慎吾の為に
少しでも美味しい
お弁当を作る事。
恵美はその事しか
頭になかった。
出発です。失礼
します。」
国民兵の軍靴の音
も聞こえないほど、
恵美は呆然と玄関先
に立ちすくんだまま
だった。
「どうした。恵美。
誰だったんだい?」
恵美が差し出す
召集令状を見て、
慎吾も息を飲んだ。
「恵美。俺は必ず、
生きて帰ってくる
から。約束する。」
そう慰める慎吾を
しばらく見つめていた
恵美は、突然立ち
上がった。
「こうしちゃいられ
ないわ。
慎吾。あたし、用意
するね。ちょっと
行ってくる!」
そう言い残し、
恵美は外に飛び
出した。
今、恵美が出来ること
、それは慎吾の為に
少しでも美味しい
お弁当を作る事。
恵美はその事しか
頭になかった。