さて、問題の第四のキーだ。

処女の血。
まさか、従業員の女性に、あなたは処女ですか、
と聞いて廻るわけにはいくまい。

どうしたら良い、焦る雄司の目の前に家族連れが
通りかかった。
閉園間近ということで、急いで出口に向かっている。
小さな女の子が着いていけず、ころんだ。
大声で泣き出す。

「見つけた。」
雄司はポケットティッシュを取り出し、
女の子に近づいた。

「大丈夫ですか?」そう言いながら、膝の傷に
ティッシュを当てる。
間違いなく、処女の血だ。

「あら、すいません。大丈夫ですから」

「気をつけてお帰りください」
見送る言葉もそこそこに、
雄司は惨殺病院に向かって走り出した。

すでに辺りは夕闇が包んでいる。
暗くなりかけた空に、惨殺病院のシルエットが浮かんでいた。