『さぁ、いよいよ始まりますね。今世紀最大の決闘と
言ってもいいでしょう。どうですか、解説の権田原さん』

『そうですね、乱蔵選手は打撃系なんですが、相手も
極真の黒帯持ってますからね、面白い打撃戦になると
思いますよ』

『たしか、黒帯以外にもスキューバダイビング スカイダイビング
スノーボード スノーモービル パラセール
水上スキー ロッククライミングとスポーツ万能ですよね』

『ええ。公称では、165cm、80kgらしいがどう見ても違いますね。
乱蔵選手、油断しているとやられますよ』

『おおっと、今登場した両者!熊対恐竜の対決が
今始まろうとしている!』

果たして俺は勝てるのか。
試合を前に、不安はつのるばかりだ。
おだやかで可愛らしいその風貌に誤魔化されてはならぬ。

来たか…
唄ってやがる。余裕を見せ付けてるわけか。
『食べちゃうぞ~』だと。く、ふざけるなっ!

なぁにがガチャガチャピンピン、元気な恐竜のこどもだ。

狙いはただ一つっ!手に付いているエネルギーボール!