レーモン・クノー。
作品としては、地下鉄のザジが有名である。
この作家に、『文体練習』という本がある。
変わった本だ。
同じ内容の出来事をありとあらゆる文体で
表現していくだけなのである。
なんだそれ、と思うなかれ。
これが物凄く面白い。

出来事としては、
バスの中で口喧嘩を見かけたのだが、
数時間後、その当事者の男が広場で服装について
注意されているという、
起承転結とは無縁のものだ。

それを予言のように、コメディーとして、隠喩だけ、哲学的に、電報らしく、
たった四行で、倒叙法で、などなど様々な手法で表現しているのだ。

と、ここまで書いてきて何だが、実は未読である。
結構高い本である。
さんぜんごひゃくえんもするのよね。

しかしながら、言葉を綴る者の端くれとして、
この試みは挑戦してみる価値があると考えた次第だ。

というわけで新しいカテゴリー『文体練習』を追加した。
多分ね、読んでもつまらないと思います。
あくまでも、俺の練習の場所なのでね。
ああ、またやってるよ、程度に見守っていただけましたら
ありがたい。